日本で試してみたい10の珍しい食べ物

世界に冠たる食文化を誇る日本では成果各国のグルメを堪能することが出来るほど、食への関心が高いお国柄です。東京では代表的な世界各地のメニューを供するお店が軒を連ねます。しかしこれほど食文化が発展している現在にあっても、まだまだ日本では知られていない料理が沢山あります。今回は現地では人気を誇るものの、日本ではあまり知名度のない珍しい食べ物を10個御紹介します。

・アメリカの「ネイティブ・アメリカン・フライブレッド」とカリブが香るジャマイカの「ジャークチキン」

ネイティブ・アメリカン・フライブレッドはアメリカン先住民にも愛された揚げパンの一種ですが、さくさくとしたクリスピーな食感が特徴です。小麦粉に塩・水にベーキングパウダーを混ぜたもので生地を作り10分ほどねかせて丸く平らに生地を整えて油で揚げれば完成と至ってシンプルです。ポイントはトッピングでチリソースやサラダやアボカドなどを載せて一緒に召し上がるのがスタイルです。アメリカに近くカリブ海に浮かぶジャマイカでは、ジャークチキンがソウルフードです。甘辛い味付けがユニークでこの食べ物の知名度を世界的なものにしています。片面にスパイシーチリペッパーをつけ、反対面にナツメグ・シナモン・ダークブラウンシュガー、そして日本でもお馴染みの醤油を加えて味付けします。後は焼くだけでジャークチキンは完成です。日本からはるか離れた国で醤油が親しまれているのは少々驚きです。

・マレーシアの麺料理「ラクサ」と太平洋の島国フィリピンの「アドボ」

東南アジアの赤道付近のマレーシアでは、ラクサと言う麺料理が人気です。熱帯ならではの辛くスパイシーなスープに麺が入っている料理です。バリエーションは豊富で隣国のインドネシアなどでも愛されています。人気なのはカレーラクサ。ココナッツベースのスープに米粉で作った麺が入っています。麺好きなのは日本人ばかりではないようです。鶏肉や魚肉団子や野菜などを入れることで味の変化を矢の閉めるのが、この食べ物の人気の秘密です。
フィリピンではマリネを意味するアドボですが、鶏肉や牛肉などのほか魚介類や野菜などを酢やガーリックと醤油で味付けされた食べ物で、ご飯と一緒に提供されます。旧宗主国のスペインで肉をつける文化の影響で生まれたとされています。ちなみに醤油を入れるのは日本ではなく中国からの影響とされています。

・南アジアの島国スリランカの「エッグホッパー」と仏教徒が多いミャンマーの「モヒンガ」

インドの南に位置するスリランカではエッグホッパーと言う食べ物が朝食に出されます。器の形をした薄い生地のパンに卵をのせたスタイルで一見するとパンケーキのようです。卵以外にもカレーや肉・野菜など色々な食べ物を載せて楽しむのが一般的です。ちなみに生地は米粉とココナッツミルクで作られているので、日本で食べる一般的なパンケー意よりはリッチな味わいです。

政治体制の変化で発展が著しいミャンマーでは、モヒンガと言う食べ物が朝食の人気メニューです。バーミセリと言う細麺をナマズから取った出汁に入れます。レモングラスやにんにくなどのスパイスをいれて魚のすり身などをいれて煮込みます。日本のラーメンとは一味違ったスパイシーさが際立つ一品です。

・中東はドバイの「クナーファ」とトルコの「ピデ」

アラビア半島にある巨大都市ドバイでは、クナーファと言うお菓子が人気です。アップルパイに近い生地に甘めの味に塩味がきいたチーズをのせてオーブンで焼いたものです。その上に甘いソースをかけていただきます。日本人でもチーズ好きなら美味しいメニューです。

世界に冠たる料理文化をもつトルコでは、ピデと言うトルコ版のピザが人気です。名物ケバブと供されることが多いです。小麦粉・水・塩にイーストで出来た生地のシンプルで素朴な味わいですが、焼く前に塗る卵黄が黄金色に輝き食欲をそそります。

・アフリカ北部チュニジアの「フリック」と南アフリカの「バニーチャウ」

地中海を挟んでヨーロッパに向き合うチュニジアではフリックが人気です。いわばアフリカ風の春巻きとも評するべき食べ物で、卵の包み焼きとも言われています。食べると卵がとろりとあふれ出てきて美味で、ヨーロッパでも人気のメニューです。

貴金属などの地下資源が豊富な南アフリカでは、バニー・チャウが人気です。南アフリカではファーストフード的な位置づけでパンが器代わりになっていて、その中にカレーが入った食べ物です。