タイで試してみたい10の食べ物

タイ料理の人気が高まり日本でもさまざまなものを食べることができますが、まだまだ現地にしかない珍しいものも多いです。タイに行ったら試してみたい10の食べ物を紹介するので、これから行く方は参考にしてください。

◇タイのフードメニューとして代表格です

まずはタイに行って食べたいのが「トムヤムクン」で、世界三大スープのひとつとして称されていて最も有名です。レモングラスやトウガラシ・ガラングル・ライムの葉・シャルロット・ライム果汁・ナンプラーが融け合い、独特の食欲を刺激する香りを放ってきます。主な具材はエビとフクロタケで、どのような食事にも合う食べ物です。飲むと元気になれる酸味とピリ辛風味の組み合わせは、暑さを吹き飛ばしてくれる効果があり、タイそのものと言えます。

「タイスキ」も現地に行ったなら味わいたいもので、専用の鍋で出汁を温めて、ひき肉団子や魚のつみれ・豆腐・ワンタン・クラゲ・野菜・春雨などを煮ていきます。特製のタレで食べていき、締めにご飯や麺類を入れるのでなじみ深いスタイルと言えます。店や家庭によって味付けが違っているので、いくつか食べ比べると好みが見つけやすくなるはずです。

◇インドとは異なるカレーも味わいたいメニューです

タイの有名な食べ物といえばカレーも挙げられて、インドのようにカレー粉を使わず、唐辛子やナンプラー・調味料やハーブ類をたっぷりと使い独自の進化を遂げています。とろみの少ないスープのような仕上がりが特徴です。
「ゲーンカオワガイ(鶏肉入りグリーンカレー)」はコリアンダーの枝とスイートバジルがたっぷりと入り、鶏肉とナスやタケノコなどが入っています。ココナッツミルクが入っているので深いコクが生まれて、香りのよいタイ米によく合い、現地で味わうと格別です。

「ゲーンデーン(レッドカレー)」は少量の肉とレッドカレーペースト・ココナッツミルクがベースとなり、仕上げに細かく刻んだコブシミカンの葉(バイマックルー)を散らします。辛みが舌を刺激してきますが、マイルドで甘く繊細な香りを感じられます。リッチな味わいと豊潤な香り、十分に煮込まれた柔らかな肉が美味しさを引き立ててきます。

◇味わっておきたい主食を紹介します

タイでは米が主食となり、定番なのが「パッガパオムーサー」で「ガパオ」として省略されることも多いです。ワンプレートメニューとして有名でランチからディナーまで使い勝手が良く、さまざまなバリエーションがありますが人気が高いのがバジルとポークの組み合わせです。中華鍋にバジルの葉を大量に投入、生唐辛子やポーク・グリーンビーンズをメインに調味料で味を調え炒めて、ご飯の上に盛り付けて完成になります。

「パッタイ」は定番の麺を使った食べ物で、特徴は小麦粉ではなく米でできたライスヌードルを使うところです。モヤシやタマネギ・卵などと一緒に炒めて、ナンプラー・砂糖・唐辛子の粉末・細かく砕いたピーナッツで味を調えていきます。

◇メインだけではなくサラダも楽しめます

「ソムタム」はかなり特徴的で好みが分かれやすく、ニンニク・トウガラシ・グリーンビーンズ・ミニトマトに刻んだ生のパパイヤを加えてすり鉢に入れて摺ります。食べた時に口中に甘さと酸味・ピリ辛さがまろやかに調和した風味が香り立ちます。野菜はモヤシやニンジンなど決まっていませんが、独特の味わいです。

「ヤムヌア」はメインとして食べられるサラダで、タマネギ・コリアンダー・スペアミント・ライム・乾燥唐辛子・食べやすく切った軟らかいビーフが入っています。口の中で快い刺激が溢れてきて、ヤムはおいしいものという意味があり、納得できる味わいです。

◇シンプルだけど嵌ってしまう奥深い食べ物

日常的なメニューとして「カオパッ」はいわゆる炒飯で、ごはん・卵・玉ねぎ・香味野菜を炒めて完成するシンプルなものです。特徴はライム一片とキュウリのスライスを添えるところで、家庭では残り物で作られることも多く、店によって味が変わってきます。

「ガイパッメッマムアン」は鶏肉の炒め物ですが、加わる具材の食感の違いが楽しいです。チキン・ローストしたカシューナッツ・しょうゆ・タマネギ・トウガラシ・コショウ・ニンジン・マッシュルームなどが基本となります。店によってアレンジが違っていますが、食感の違いとシンプルながらしっかりとした味わいを楽しめます。

他にも現地の南国フルーツなど、味わいたい食べ物はおおくあります。まずは基本となるこれらのメニューを味わってみると、タイを知ることができます。